はい、そうです。自動車が設置しているのは、4本のタイヤの見です。つまり安全に走行するためには、タイヤの状態がどうなのかはとても重要なポイントになります。そこで中古車の選び方の中でも、タイヤのチェックは欠かせないようにすることが求められます。一般的にタイヤには、一定量の摩耗が起きるとスリップサインが出るような設計になっています。スリップサインとは、タイヤの溝の所にあるでっぱりのことです。
もし摩耗で溝が薄くなってくると、タイヤの接地面にスリップサインができ、つながったような見た目になります。溝の量が1.6㎜以下になるとあらわれるのが一般的です。スリップサインのあるタイヤを特に雨の日に走行させると、滑る危険性が増します。このような中古車を購入する際には、納車前にタイヤの交換をしてくれるかどうか営業マンに確認することです。皆さんもご存知のように、タイヤはゴムでできています。ゴムは経年劣化をする傾向があり、一定の時間が経過をするとひび割れを起こす可能性があります。このような中古車も購入すべきではありません。たとえ溝が十分にあったとしても、ひび割れを起こしているタイヤは、グリップ力がダウンしているので走行中のスリップのリスクがどうしても高まります。またタイヤを見てみて、一部中古車の中にはある特定の場所が摩耗をしているケースがあります。
このような異常摩耗を起こしている自動車も、購入すべきではありません。たいていの場合には、ホイールアライメントのバランスが崩れてしまっているとか、タイヤの空気圧が高すぎることが考えられます。また場合によっては、事故歴のある中古車の可能性もあります。事故の衝撃によって、車の足回りが歪んでしまって、そのことが異常摩耗を引き起こしている可能性も十分にあります。このようにタイヤの状況を確認することで、中古車のコンディションを推し量ることもできるわけです。中古車の選び方の中で、このタイヤのチェックを軽視している人も多いですが、決して油断できないポイントなのです。